神戸市灘区でクラシックギター・アコースティックギター教室レッスンをしている、神戸マンボーギター教室です。
これからクラシックギターを始める方のために、クラシックギターの選び方と必要なものについてお話をします。
【 目次 】
クラシックギターとは
一般的に西洋音楽で演奏される6弦のギターのことを指し、スパニッシュ・ギター(Spanish guitar)、ガット・ギター(Gut guitar)とも呼ばれます。
クラシックギターは、ナイロン、ガット、フロロカーボンの弦を使用し、音色は柔らかく、優雅で、和音を奏でるととても美しい音がします。
クラシックギターの構造
標準的には、6本の弦が張られナイロン弦が用いられます。
アコースティックギターとヘッドの構造が違い、『スロテッドヘッド』と呼ばれる縦に空いた空洞(スロット)があります。
ボディは、表板・側板・裏板の3部分から構成されており、最も重要な表板には、スプルース(松)、シダー(杉)が使われることが多く、側板・裏板には、ローズウッド、マダガスカルローズウッド、ハカランダ、メイプル、シープレス、マホガニーなどが使われます。
クラシックギターの選び方
自分に合った『マイ・ギター』を購入するにあたり、注意点があります。
特に、初めてギターを購入する人であれば、緊張や不安で頭がいっぱいになるはずです。
目的や、好みの音色、見た目も自分に合ったものを探し、長く愛用できるギターを見つけるための参考にしてください。
① ボディの素材の特徴
・スプルース(松)
スプルースは白っぽい見た目が特徴で、木目も淡いものが多い。
音に伸びや抜けを感じられ、瞭な芯と明るさを感じることができ、ギターの弦の振動を響かせるのに特化している木材。
少し上品で物足りなさを感じる場合もあります。
・シダー(杉)
ボディートップが赤っぽい濃い色が特徴です。
スプルースに比べ、柔らかく丸い、暖かみのある音色がします。
繊細なタッチにも反応が良く、アコースティックギターでも、フィンガースタイル奏法のプレイヤーに好まれる傾向があり、クラシックギターにも多く採用されています。
・ローズウッド
しなやかで音が伸び、クリアで低域から高域までバランスよく鳴るクラシックギターでは標準的な材料かと思います。どんな演奏にも対応できる汎用性の高さが特徴です。
他にも、メイプルやハカランダなどの素材があります。
② 塗装の違いについて
ギターには、見た目やキズから守る面から塗装が施されています。
他にも、耐久性の向上、肌触りの変化、音の鳴りにも塗装は影響するため、購入のポイントとして塗装の種類についても抑えておくことをオススメします。
・ラッカー塗装
ラッカー塗装は湿度や温度などの影響を受けやすく、黄ばみや変形を起こすデリケートな塗装です。
乾燥に時間がかかり、大量生産に向いていないため価格が高騰してしまいます。
その反面、塗装の膜が薄く『木材が呼吸する(できる)』とも言われており、使えば使うほど音の質がよくなる傾向があるため、セラック塗装と同様に高級ギターに用いられる傾向があります。
・セラック塗装
天然素材を用いた伝統的な塗装方法です。
人間や自然にも優しく、食べても無害なため、塗料以外にチョコレートやガムのコーティングや電子部品の接着にも使われているそうです。
ラッカー塗装と同じく、塗装を薄く仕上げることができます。
そのため、楽器本来の響きを損なうことなくボディを守ってくれる非常に優れた塗装です。
・ポリウレタン塗装
一般的な塗装方法。
一度硬化したら変形しにくい特徴があるので耐久性、汎用性が高く硬化するまでの時間も短いため大量生産に向いています。
③ クラシックギター価格帯
クラシックギターの価格も、1万円台~60万、100万円するものまで幅広く販売されています。
初心者の方にとってその中から選ぶことは、かなり頭を悩ませることだと思います。
初めから、高品質のギターにこだわりたい方であれば60万から100万円のギターでもいいかもしれませんが、初心者のうちは、高品質のギターなのかどうか違いがわかりづらいため、3~5万円のギターから始めるのもオススメです。
クラシックギターおすすめメーカー
クラシックギターを購入する際、メーカーにも注目してください。
ボディの素材によって違いがありますが、メーカーによって音色や弾きやすさに大きく違いが生まれます。
ギターの品質、特徴は勿論のこと、価格帯も異なりますので、自分の目的や分の目的や予算に合ったものを選ぶことが必要です。
YAMAHA(ヤマハ)
日本のギター工房として長年の歴史と実績を持つブランドです。
大量生産によって製造するメーカーが多い中、高品質な材料と熟練した職人の技術によって、美しい音色と豊かな表現力を備えたギターを製作しています。
初心者から上級者まで幅広いニーズに応えるために、様々なサイズや価格帯のモデルを揃えており、日本製の手工品として、クラシックギターのファンに愛され続けられているメーカーです。
小平(KODAIRA)
日本のギター工房として長年の歴史と実績を持つブランドです。
大量生産によって製造するメーカーが多い中、高品質な材料と熟練した職人の技術によって、美しい音色と豊かな表現力を備えたギターを製作しています。
初心者から上級者まで幅広いニーズに応えるために、様々なサイズや価格帯のモデルを揃えており、日本製の手工品として、クラシックギターのファンに愛され続けられているメーカーです。
Alhambra(アンハンブラ)
1965年創業のスペインのギターメーカーです。
クラシックギターの名曲「アルハンブラの想い出」は、同社のギターで演奏されることが多く、その美しい音色とトレモロ奏法が魅力。
伝統的な製法と最新の技術を融合したギターを制作しており、プロフェッショナルなギタリストから初心者まで幅広いニーズに応える製品を展開しているメーカーです。
今回は、【クラシックギターを始める方へ】ギターの選び方と必要なものについてお話しました。
初めての自分だけのギターは、本当に感動しますし嬉しいものです。
クラシックギター選びに失敗しないためにも、この記事を参考に自分に合ったギターを見つけてください。
もしも、迷ったときは…当教室へご相談に来て下さい。
レッスンの講師だからこそ、生徒さんに合ったギターを一緒に見つけることができるかもしれません。
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